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NYCにて [DANGER]

2年間の留学生活を終え、その卒業式に私の両親と親友がアメリカにきてくれた時のことです。

「せっかく来たのだから、ナイアガラの滝が見たい♪」という母のワガママで<アメリカは大きいんです。ミルウォーキーからは飛行機に乗らないと行けないんです>彼等が帰国する前にナイアガラの滝見学をスケジュールに組み込みました。

その時は、バッファロー・NYにあるヒルトンに宿泊していたのです。英語のできない3人組みなのである程度知名度のあるホテルを選んだのに。。。

朝食を食べていた時のこと、突然私の隣にキチンとしたスリーピースを着た紳士が座る。そして一言「君は戦争中日本人がどんな酷いことをしたか、知っているか?」「はぁ?どうしたんだ、このオヤジ???」これが私の素直な印象でした。きょとーんとした顔をしていると、「俺はココに今銃を携帯しているんだ、おまえらは何をやるかわからないからな。」。。。おかしい、あきらかにこのオヤジは、目がイッテル・・・・・・(-o-;) ぼそ

頭の中で「あーここでこのオヤジにピストルで撃たれたら、今食べたブルーベリーヨーグルトにまみれて死ぬんだろうな」というバカな考えがよぎり、興奮しているようにも見えないこのクレイジーな人をどうしたら良いのかを考えようとしても、考えがまとまらない。。。「おまえ英語分かるか?」といわれたので思わず「YES」。。。そこから彼は延々と戦争の話をし始めました。(~ヘ~)ウーンそこで、私が彼に「ちょっとまって、申し訳ないけど、今はもう戦争は終わったデショ?私の両親も戦争を知らない年代なの。確かにその頃は私たちは狂っていて酷いことを重ねていたかもしれないけれど、今は十分に反省ているから」と話すとしばし、沈黙。。。

(;゜゜)ウッ!撃たれる??と思った瞬間HUGされ、「Yes, war is over」と言って立ち去ってくれました。。。生きた心地がしなかった何分間かでした。。。

教訓:綺麗な身なりをしているからといって、全ての人間が普通の人間とは限りません
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