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一人旅のパリにて [DANGER]

アメリカ留学中最初のクリスマス休み。。。ルームメートは扁桃腺の手術で入院してしまったので一人寂しく誰も残っていない寮にいるのは寂しい。。。ということで、ヨーロッパ旅行を計画!

ミルウォーキー→シカゴ→パリ→マドリッド→バルセロナ→パリ→シカゴというスケジュールで、日本語と英語しか話すことができない人間がガイドブック片手に一人旅♪

パリからマドリッドに移動しようとした朝の事です、ホテルのフロントから英語で飛行機会社に飛行機が定刻どおり飛ぶのかを確認してもらった上でタクシーを呼んでもらい、そのタクシーに乗り込み中国人の運転手と英語で盛り上がって話していました。

いざ空港が近くなってきて運転手さんが「飛行機会社どこ?」と質問してきたので「AIR FRANCE」と答えると「(゜゜;)エエッ?」って振り返る。。。「何かあったの?」と聞き返せば、「AIR FRANCEは今日ストライキやっていて飛行機は飛んでいないよ」との回答。。。

そこにタイミング良くラジオでストライキのニュースが流れる。。。でもフランス語。。。解らない。。。運転手さんが通訳してくれるところによれば、AIR FRANCEが使っているターミナル1は有刺鉄線が張り巡らされ、車や人は立ち入ることができない状態であるとのこと。。。「うそだぁ~!ワタシ今朝ホテルの人に頼んで、フランス語で飛ぶかどうかの確認いれてもらったんだよぅ~」と運転手さんに伝えると彼は、独自につんである無線機で仲間に連絡を取ってくるも、やはりターミナル1には近づけないとのこと。。。('_‘)ウゥどうしよう~あんなに盛り上がっていた車内が沈黙に包まれ車は空港へ。。。やっぱりターミナルは封鎖されており(T.T )( T.T)オロオロ状態なワタシ。。。

そこで、運転手さんの決断!「わかった、とりあえず、荷物はここから投げて入れてあげるから、このバリケードを越えてターミナルまで自分で走って行きなさい。飛行機が動いていなかったら、シャトルバスでもなんでも使ってターミナル2に移動しなさい。そうしたらタクシーは拾えるから、街中に戻ることも可能だから・・・」多少の不安は拭い去ることは難しかったが、女も根性&度胸!と腹をくくり、バリケードを越え、重いスーツケースを転がし、途中奇声をあげながら爆竹を鳴らし、プラカードもってデモをしている組合員を横目に走ること20分。。。ゼエゼエ状態でターミナル1に入ると( ̄- ̄)シーン・・・と静まりかえっている・・・

そこで、英語で「誰かいますか?」と叫びながらとりあえず、チェックインカウンターに行ってみるが人が居ない。 ('' ) キョロ ( ’’) キョロしてみると、警備員のような人をみつけたので「スミマセン、この飛行機に乗りたいんですけど」と英語で話し掛けたら、向こうだという合図のように指を差すのみ。。。「なんだよ」って呟きながら指を差された方向に「誰か助けて!!」って英語で言いながら小走りすると今度はAIR FRANCEのカウンターに人を発見!「この飛行機は飛びますか?」と英語で質問!「飛ぶけど、ここではない、あっちがわのカウンターに行け」と今来た方向を指差すではありませんか。。。職員が言うことだから事実だろうと、今走ってきた道を小走りで戻ると端の方に別のカウンター&人を発見!「この飛行機は飛びますか?」再度同じ質問をすると、「これは飛ぶけどあと10分で離陸です、ゲートは○○番荷物はここにおいていっていいから、走っていきなさい!」との指示。。。( ̄▽ ̄;;なんだって??この時、スーツケースは出てこなくても仕方が無いと半分諦め、今度は通関をぬけて指示されたゲートに向かい走る走る!!ちょうどゲートのドアを閉めようとしていたところに今度は日本語で「待って!それ乗ります!」と叫びかろうじてセーフ。。。

当然、その飛行機は国際線なので国内より大きいサイズの飛行機だったのですが、乗っている人間がまばらにしか座っていない。。。ゼエゼエしながらも座席に着いて、客室乗務員の方にすぐにお水をもらい、無事マドリッドに旅立つことができました。

教訓:冬のパリは数々の企業がストライキをやっているようです。今回のワタシのようなことが無いように朝出掛けに、必ず電話やTV等で確認を取ることをオススメします。

追伸:投げ捨てるように置き去りにした荷物は、無事ワタシと一緒にマドリッドに到着しました。
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